2019年12月
「国際ふぐ協会」会報 vol.37
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会37回目の会報です。
もうすぐ12月ですが、やっと冬らしい感じになってきました
それでも温暖化の影響でしょうか?
千葉県沖では天然トラフグがとれているようですね。
さて、最近の活動としては、
1. シンガポールへのフグプロモーションを各紙に取り上げてもらいました!
2. 日本のフグ処理認定基準の統一ルール
3.10/31に厚労省がフグ免許取得のルールを統一するように
各自治体に通達しました
これによりすべての自治体でフグ試験が実施されることになる!?
シンガポール食品庁SFAには英文化され内容が通達されました。
それでもSFAは養殖トラフグに限り白子、皮、ヒレの解禁を検討しているようです
個人的な考えですが交雑種のことを心配していると想像します
日本政府は養殖フグと天然フグの安全性について区別をつけていないので、
今後SFAとの交渉に影響が及ぶことを懸念します
そこで下関の力もお借りして、天然フグの主要な取扱業者や団体の洗い出して、
日本政府へ情報提供しました
今後状況によって政府は天然フグ業者への意見収集のプレスリリースを行う可能性があります
5年以上もかかっている案件なので、慌てず確実にフグの輸入解禁へ進むよう、
力を注いでいきたいと考えています
4. 緑書房さんの養殖ビジネス11月号に国際ふぐ協会が特集載されました。
シンガポールのフグ輸出の現状と国際ふぐ協会の消費普及活動について書かせてもらいました。
5. 全国海水養魚協会さんのPRイベントにてセミナーを行いました
旅行会社やホテル関係者に向けた国産養殖トラフグのPR事業にて
「古来より日本で食べられてきたトラフグの安全性や魅力」と題して、
フグのインバウンドについてお話をさせていただきました。
会場の釣船茶屋ざうお難波本店さんは訪日客でとても賑わっている場所で貴重な体験でした。
以上です。
2019年10月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.36
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会36回目の会報です。
日本の災害の多い国ですが、今年は水害が多くて、
千葉県方面の方はどうぞ気をつけください。
この度。嬉しいことに国際ふぐ協会の会員さんが海外の方々も増えてきましたので
英文でもお送りすることにしました。
さて、最近の活動としては、
1. シンガポール向けプロモーションについて、
9月招聘型イベント時に同行取材してくれた中華系新聞社さんから、
フグの記事が届きました。(10/19シンガポールにて)
日本産フグの良い宣伝となりました。
2. シンガポールで日本産フグ商談会。
シンガポール大手地銀UOBビルの最上階60階高級中華レストラン。
約100名近くのお客様で店内が大変混雑しました。
氷のフグ彫刻が光ってます。
セミナーやイベントも盛り上がりました。
フグ寿司、フグ餃子、フグ水煮、フグフライ、フグ刺身、フグうどん等
超豪華な試食でお客様をおもてなしできました。.
どんな味かと興味が沸く、中華フグ料理の品々。
会場レストランさんをはじめ、フグ寿司をお手伝いいただいたシェフ達には
大変お世話になりました。
皆さんの協力なしでは今回のイベントは成功することができませんでした。
心から感謝申し上げます。
来場者の多くはレストラン関係者ですが、
フグの魅力に納得とメニューの広がりにとても驚いていました。
商談ではヒレ・皮・白子が輸入できれば使いたい!という声を多く聞きました。
解禁すればもっと広がると改めて感じた次第です。
3. 予定通り翌日10/17はシンガポール食品庁と日本産フグ勉強会を行いました。
新潟食糧農業大学の長島教授から、フグ毒のメカニズムの説明をしていただきました。
先生はすべて英語でご説明くださいましたので時間が短くて助かりましたが、
準備が大変だったと思います。
養殖フグの毒について日本政府との見解相違について指摘があった際に、
「これは事実である!」
と強くいわれたのを聞いて、痺れました。
やはり研究者はすごいと感心しました。
私からも日本のフグ歴史から日本のフグ衛生ルールなどを説明しました。
国際ふぐ協会からはトラフグに限定してヒレ・皮・白子を輸入させてほしいと要望しました。
今回SFAからは食品輸入の各部署から5名が参加されました。
ディスカッションでは責任者からいくつも質問されました。
特に養殖トラフグに関することが多かったので、
とても関心を示していたようです。
長島先生のお蔭でSFAも日本産フグへの理解が深まったようでした。
個人的にはヒレ・皮・白子の部位については養殖トラフグ限定になる可能性を感じました。
これからは日本とシンガポールの政府間で詳細を詰めていくことになります。
フグ勉強会の開催にあたり、長島先生、厚労省、水産庁、シンガポール日本大使館さん、JETROさん、
輸出拡大協議会さん、全漁連さん、多くの方々にお力添えをいただきましたこと、
厚く御礼申し上げます。
いままで外国の保健局と日本産フグ解禁交渉を経験した中でも、
今回が最も手ごたえを感じましたので、
この経験を今後にも活かしたいと思いました。
以上です。

2019年09月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.35
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会35回目の会報です。
毎週到来する台風にうんざりです。
10月から全国的に火災保険が30%UPし、消費税は10%になるし、
トラフグは高値で値上げばかりの秋ですが、頑張って参りましょう!!
さて、最近の活動としては、
1. シンガポール向けプロモーションについて、
招聘型イベントにはたくさんの方々のご協力で、
台風をよけながら無事に実施することができました。
心より感謝申し上げます。
シンガポールと日本からもバイヤーが来られて、
DEEPな日本のフグ食文化に触れられて大変喜んでいただけました。
2. 来月10/16にはシンガポールで日本産フグ商談会を実施します。
シンガポール大手地銀UOBビルの最上階60階。
高級中華レストランを貸し切ってのイベントです。
日本から当協会員のフグ3社を引き連れて、
来場者に日本産フグの四川風、広東風料理を提供し、
SUSHI EXPOの世界チャンピオンにフグ寿司を握ってもらいます。
約100名のバイヤーを招待したいと準備しております。
3. 翌日10/17はシンガポール食品庁と日本産フグ勉強会を行います。
新潟食糧農業大学の長島教授をお連れして
日本フグの安全性を伝え、フグの皮、ヒレ、白子の許可をいただけるよう
頑張ってきます。
外務省、農水省、厚労省、JETRO、水産物輸出協議会、全漁連など
まさに産学官が一体となり作った千載一遇のチャンス。
とても楽しみにしています。
次回の会報をお楽しみに。
以上です。
2019年09月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.34
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会34回目の会報です。
九州北部大雨です。北九州・下関でも早朝から何度も避難情報が鳴り響いておりましたが、
被害はなく大丈夫です。
佐賀県など被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。台風シーズンです。
今年生産量の少ない養殖フグにダメージが少ないよう祈るばかりです。
さて、最近の活動としては、
1. シンガポール向けプロモーションについて、
いよいよ招聘型イベントが今週に迫ってきました。
最終調整で目が回るようです。
シンガポールから招待するお客様は高級中華料理店マネージャーとシェフ、
寿司店オーナーシェフが3社、高級和食店シェフ、現地商社1社、日本商社2社、
中華系新聞記者などです。
行程スケジュールは
福岡空港到着後のフグ養殖場見学は
長崎市のたちばな漁協さんにお願いすることになりました。
日本の伝統的なふぐ料理を試食して宿泊。
翌早朝は下関唐戸魚市場さんと下関仲卸協同組合さんのご協力で
下関市場でフグ袋を見学し、みがき加工場を見学します。
休憩後にふく刺身の工場見学の後は、
下関春帆楼で開催されるインバウンドイベントに参加し、
商談会を行う運びです。
下関次世代ミーティングの会さんのご協力で
18社が出展することが決まりました。
初めての国の事業として良い商談会になるよう準備を進めています。
2. インターナショナルシーフードショー東京で
第7回国際ふぐ協会セミナー開催しました
① 「ふぐの美味しさとは」
国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校
食品科学科 宮崎泰幸教授
※味の違いがわかるか!?フグ試食は大好評でした
② 「ニュージーランドのFugu」
ニュージーランド農産物販売㈱
代表取締役 山本雄彦
世界貿易機構WTOでのフグの取り扱い
NZの韓国フグ料理店レポート
TPPでのNZの位置づけなど面白いお話でした
③ 「招聘型・渡航型シンガポールFuguプロモーション」
国際ふぐ協会
代表 古川幸弘
毎回いろんなお客様にご視聴いただきまして
ありがとうございます。
今後ともよいセミナーを実施できるよう
スタッフ一同頑張ってまいります。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
以上です。
2019年07月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.33
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会33回目の会報です。
台風シーズンです。
今年生産量の少ない養殖フグにダメージが少ないよう祈るばかりです
さて、最近の活動としては、
1. シンガポール向けプロモーションについて、
現時点で確定した情報をお知らせします。
添付の通り、
① 招聘型9/6から9/8長崎たちばな漁協見学~下関市場見学~下関加工場見学
~下関ふく次世代ミーティングの会の春帆楼イベント(商談会)
招聘するシンガポールバイヤーなどは10名程度の予定
日本での商談会に参加されたい方は8/15まで事務局へご連絡ください。
② 渡航型10/16商談会シンガポール四川豆花飯荘
来場予定のシンガポールバイヤー50~100名
シンガポールの商談会に参加されたい方はご連絡ください。
全漁連との共催でスペースに限りがありますので
参加希望の方は8/15までに事務局へご連絡ください
参加者には交通費、宿泊費の1/2負担できます。
但し、食事代やサンプル代は自己負担
※日本シンガポールどちらの商談会もフグの筋肉部位のみを使用ください。
白子、皮、ひれはNGです。
2. インターナショナルシーフードショー東京での国際ふぐ協会セミナー開催
今年も東京ビッグサイトで開催されるシーフードショー
http://www.exhibitiontech.com/seafood/
初日の8/21(水) 15:00~16:30 国際ふぐ協会セミナーを実施します
プログラム
① 「ふくの美味しさとは」
国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校
食品科学科 宮崎泰幸教授
※磨き時間差のフグ試食の予定しています
② 「ニュージーランドのFugu」
ニュージーランド農産物販売㈱
代表取締役 山本雄彦
③ 「招聘型・渡航型シンガポールFuguプロモーション」
国際ふぐ協会
代表 古川幸弘
セミナーの申し込みは下記より
http://www.exhibitiontech.com/seafood/
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
以上です。
2019年06月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.32
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会32回目の会報です。
台風にせかされて、やっと梅雨入りし、
小樽でマフグが沢山水揚げされたり、
異常な状態も驚かなくなってきました。
さて、最近の活動としては、
1. 国際ふぐ協会は一般社団法人)大日本水産会の会員団体として加入しました。
http://www.suisankai.or.jp/
水産界の方々と交流を通じ、世界に日本産フグ食を発信していきます。
2. 第三回中国国際現代漁業・漁業科学技術博覧会へ出展
2019年6月21日〜23日
中国安徽省合肥市濱湖国際会展センター開催
今回は国際ふぐ協会からの事務局長をはじめ3名で参加しました。
フグの試食はやりませんでしたが、
全国海水魚トラフグ部会さんのVTRをブースで放送しました。
出展者の多くは日本産フグの動画や資料に大変興味をもって感動し、
日本からフグを入れたい!と言ってくれました。
また中国動物衛生局?の関係者からもアドバイスをもらい、
中国漁業協会と中国水産流通加工協会との縁をさらに深めて
日本産フグの輸出の可能性を探っていきます
3. シンガポール向けプロモーションについて、
招聘型及び渡航型について、JETROや全漁連と最終調整に入っています。
来月中に訪星し、シンガポール在日本大使館、JETROシンガポール、
シンガポール保健局SFAや会場予定の中華レストランとの打ち合わせを
行う予定です。
今回は国費の予算を使うので、輸出の実績が必要です。
その理由で招聘型については「物言い」がつきそうな雲行きですが、
何とか実施にこぎつけようとみんなで努力しています。
スケジュールが決定したら正式にご案内いたしますが、
その際には商談会の参加企業も募集したいと思っています
シンガポールで開催する商談会にはフグを目的に来場する
レストランオーナー、バイヤーを集客します。
経費は旅費・ホテル代を半分負担できるように調整しています
是非このチャンスに参加をご検討ください。
4. オーストラリアの魚類学者より日本のフグを取材したいと申し込みを受けております
日本の魚食文化を調査して、事実に基づいたフグの本を書くとのことで、
フグ毒に関する生物学など科学的な課題が中心です。
外国人科学者による包括的な日本のフグに関する本は初めてでしょうが、
フグに関する正確な説明を提示し、フグを取り巻く多くの神話を払拭し、
確固たる科学的事実を提示したいと思います。
と言われておりますので、ご協力したいと考えております。
「5. 厚労省主催の第3回フグ処理者の認定基準に関する検討会が行われました。
都道府県別のフグ処理認定制度などについて、
今回が最終の話し合いだったと思います。
厚労省は現在想定外のフグ事故が起きていないこと、
フグになじみがない地域には過剰になりすぎるとのことで、
国家資格制度にはせず、あくまでも標準化として
全国の自治体へ通達するとのことです。
とりまとめで紹介された内容では、
試験資格に実務経験は求めない、講習だけではなく試験が必要。
認定基準の同じ都道府県では資格者を受け入れる。
など具体的になっています。
詳細はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/fugu3_05480.html
この度の改正は輸出相手国に対して日本のフグ処理方法の安全性について、
統一の見解を示すことも目的としているので、
シンガポールをはじめ各国の衛生局との交渉において有効になると期待しています。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
以上です。
2019年05月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.31
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会31回目の会報です。
真夏日が続き、この調子で夏は何処まで暑くなるのか?
心配されますね。
海水温度も急上昇でしょう、
ますますフグの北上がとまりません。
さて、最近の活動としては、
1. 今月、水産物のオールジャパンでの輸出促進を
一層強化していくことを目的として設立された、
「水産物・水産加工品輸出拡大協議会」に国際ふぐ協会が
会員団体として加入することが認められました。
https://japan-aquatic-products-export-council.jp/
今後は日本産水産物のプロモーション活動や海外・国内に
おける輸出商談への支援などを実施する
活動に「フグ」も盛り込んでいきたいと思っています。
早速今季はシンガポール向けに保健局AVAや
バイヤーやブロガーを日本に呼ぶ「招聘型」と
日本フグ研究者と一緒に渡星しAVAと勉強会を
実施する「渡航型」の2種類のプロモーションを計画。
JETROさん、全漁連さん等にご協力をいただいて、輸出拡大協議会から
事業予算の申請に組み入れてもらいました。
正式な交付は来月となりますので、
次回の会報には良いお知らせが出来ると嬉しいです。
2. NNAアジア経済ニュースより中国フグ市場への取組みについて、
玄品フグさんと一緒に特集記事が掲載されました。
記事を添付しましたので、ご一読ください。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
2019年04月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.30
皆さん、こんにちは
いよいよ平成も終了し、間もなく令和時代がスタートしますね!
長期のGWも初めて経験で、どーなるのだろうと、
期待と不安が交錯しています。
フグ業界にとって良いイベントになればと願う次第です。
さて、最近の活動としては下記3点です。
・NNAアジア経済ニュースより中国フグ市場への取組について取材があり、
中国漁業協会との交流や国際ふぐ協会の活動内容の資料を提供しました。
まもなく掲載されるとのことです。
習近平さんの訪日も6月に決まりましたので、
このチャンスを活かして肉製品と一緒に日本産フグの輸入許可を進めてもらいたいです。
・日本の新聞等での報道がありましたが、
4/26厚労省がフグの処理者の認定基準に関する検討会を行うと発表しました。
詳しくはこちら。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000189468.html
偶然ですが、前日に厚労省の担当者から説明を受けました。
国際ふぐ協会が提出した意見書についての御礼と、
日本政府としてフグ処理の統一ルールを示すことにより、
海外へのフグ輸出をサポートしたいとのことです。
今後どのような内容になっていくのかを注視していきたいと思います。
・JETRO本部、水産庁、厚労省、水産物輸出拡大協議会、
全漁連と台湾やシンガポール向けのフグ輸出について協議を重ねました。
国際ふぐ協会の活動をご理解いただき、
皆さん協力して下さるとのことでとても嬉しかったです。
しかし輸出したい国が年々増えてきて、
手が回らなくなりそうですが、政府と歩調を合わせて慌てずに1つずつやって行きたいと思います。
そこで今後の活動を広げていくため、
水産物・水産加工品輸出拡大協議会への入会を申請することにしました。
https://japan-aquatic-products-export-council.jp/
早速、国際ふぐ協会の信用の検査をやっていただいております。
実際の活動内容やメンバー構成なども客観的に審査されます。
合格するイメージしかありませんので、
次回には良いお知らせが出来ると嬉しいです。
2019年03月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.29
国際ふぐ協会会員の皆様
こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会29回目の会報です。
桜も咲いて春爛漫となり、天然トラフグから春マフグのシーズンとなりました。
新年度はいつも高揚感というか、
新しいことがスタートする期待感がありますからフグ業界にも希望のニュースを届けたいです。
そこで、今回は活動として2つご紹介します。
その前にお詫びと訂正があります。
前回の会報で全国ふぐ連盟監事兼事務局の小野さんを小田さんとご紹介しまして、大変失礼しました。
1つ目はその小野さんから厚労省から下記検討会のとりまとめ案に対するパブリックコメント募集を行っているよ!との情報をいただきました。
6月の食品衛生法改正でフグについて記載があると噂されていた件だと思います。
「食品の営業規制に関する検討会とりまとめ案(政省令関係事項)」
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495180411&Mode=0
「食品衛生管理に関する技術検討会政省令に規定する事項の検討結果とりまとめ案」
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495180412&Mode=0
国際ふぐ協会としてはあまり国内のことで意見していませんでしたが、
今回は折角の機会なので「あるべき論」を上申することにしました。
長くなるので、意見書を添付します。
皆さんもまだ時間がありますので、
厚労省さんへ意見を出されてください。
2つ目については台湾についてです。
当協会員の台湾老舗ホテルのオーナーさんへ、
「フグ輸出の手がかりもつかめていない台湾でどのようにしたらいいのか?」
ご相談も兼ねてご挨拶へ伺いました。
そこへなんと!台湾衛生局食品輸入の責任者がおられてビックリしました。
ホテルオーナーさんのご配慮で沢山の台湾衛生界の重鎮の方々と会食することになりました。
皆さんとは初対面ですがたくさん意見や質問をしたいことが溢れて、失礼がないように気持ちを抑えるのが必死でした。
もちろん日本のフグの話もしましたし、よくご存じでした。
本当に貴重な経験をさせてもらいました。
交渉相手は当然ながら日本政府が窓口となりますが、
希望がみえてきました。
今度は日本政府を何とか前のめりにさせないといけないので、
霞が関巡りをしないといけません。
国際ふぐ協会の春の便りとしては幸先のいいスタートがきれました。
今後とも皆様のご理解ご協力を宜しくお願い致します。
2019年02月
「国際ふぐ協会」会報 Vol.28
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会28回目の会報です。
フグの本格シーズンもあと少しのところですが、
昨年とは違って各養殖場は落ち着いているようです。
安値相場の割には消費が予想より伸び悩んでおりますので、
生産者さんもどんどん減ってきて、とても心配です。
早く海外へフグ輸出をして生産者さんにも希望がでるよう、
本格化しなければと焦っております。
そんな中、先週2月21日(木)13:00~14:45
インターナショナルシーフードショー大阪(ATCホール6F)では、
国際ふぐ協会のセミナーを行いました。
第一部
「北陸名産ふぐ卵巣漬けの解毒システムの秘密!?」
新潟食料農業大学 教授 長島 裕二 氏
さすがはフグ毒の権威です。
海外からも驚きの神秘の食べ物が安全に解毒されていくことを論理的にご説明いただきました。
長島先生のご配慮でフグの子卵巣の粕漬を会場に持ち込んでいただき、
フグ刺身に乗せて全員に試食してもらいました。
試食の件でも正式に大阪保健所より許可をもらうなど、スタッフに苦労させてしまいましたが、
肝心な味は???多くの方が複雑な顔をされていましたので、
もっと美味しく提供するにはちゃんとした調理をしなければいけなかった。
と反省しましたが、長島先生のお陰で大変貴重な経験をすることができました。
第二部
「爆食!?進化する関西ふぐ料理店へのインバウンド」
㈱宗國玄品ふぐ 取締役営業企画部 池田正之氏
日本全国の玄品ふぐさんに来られる訪日客の動向や理由、
外国人から見た関西の魅力や店舗来店への誘導システムなど実例やデータを交えながら、
ご説明いただきました。
とらふぐへのこだわりと語学をはじめ人間力をみがいて日本流のおもてなしを実践されている様子で、
さすがは日本一のふぐ料理チェーン店さんと思える取り組みばかり。
とても勉強になりました。
ふぐ業界が国内の消費が落ち込んでいく中、インバウンド対策はとても重要だと感じました。
第三部
海外へフグ輸出の可能性と課題
国際ふぐ協会 代表 古川 幸弘
最新のふぐ輸出状況と現地での実例メニューをご紹介しました。
急拡大している中国については全国ふぐ連盟の小田監事さんから写真を一部お借りして、
養殖風景、加工風景、通販での商品写真、料理写真などをご紹介しました。
とても素晴らしいセミナーで講師の皆様には心より感謝申し上げます。
運営側にもう少し多くの視聴者を集めるよう課題が残りましたが、
今後ともフグの国際化に向けたセミナーをやっていきますので、
皆様のご理解ご協力を宜しくお願い致します。
さて、来月は台湾の国際ふぐ協会会員の計らいで台湾保健局との初めての面会が実現する予定です。
楽しみにしています。
以上
