国際ふぐ協会

会 報

2022年06月09日

「国際ふぐ協会」会報 vol.67

会員の皆さん

皆さん、こんにちは、代表の古川です。

日本では全国的に規制が撤廃され、人込みのGW後でもコロナ患者が爆発的に増大しなかったこともあり、いよいよ経済が本格的に稼働する流れとなりました。
海外からも1日2万人の訪日を許可することになっています。
当協会もいよいよ海外へ渡航しての活動が再開できると期待しております。

<活動>
1.海外プロモーション活動
  ・今期はシンガポールでの事業が認められています。
   アフターコロナで趣向を代えて、今期は早ければ来月には渡航し、商社向けの   
   プロモーションを行い、9月にはレストラン向けのプロモーションに分けて実施
   する予定です。
   
  今までコロナ禍でも現地会員の尽力で繋いできたフグ食拡大のバトンを活かして  
  大輪の華を咲かせるよう、頑張ります。
 
2.その他の海外事業
  ・昨年度も行ったマレーシア事業の継続と新たにオーストラリアへのフグ食解禁
   とマーケットイン認知度向上プロモーションを行いたいと考えています。決定
   したら皆さんにも共有させていただきます。
  
3.日本食品衛生学会の学術講演会にて講演を拝命しました。

 公開シンポジュウムにて、「フグ食文化の高度化と国際化」という議題にて、フグ
 食文化の国際化というズバリのテーマでお話します。現在はまだ真っ白ですが、良
 いお土産話ができればと思っています。
 
4.世界の料理withフグ
  今回の料理はチュニジアの料理のブリック。
  河豚の身皮で作ってみた!です。

<材料>
春巻きの皮(丸型のもの)4枚
卵4個
玉ねぎ1/4個
河豚の身皮50g
じゃがいも1個
サラダ油 大さじ1
揚げ油
調味料
クミン 小さじ1/4
パプリカパウダー 小さじ1/4
塩 小さじ1/4
こしょう  少々

<作り方>
サラダ油大さじ1をフライパンに入れて、みじん切りにした玉ねぎとミンチ状に切った身皮を入れて炒める
茹でて荒くつぶしたじゃがいもも加えて調味料を入れて味を整える。

揚げる準備をします。
フライパンに揚げ油を1センチくらいの深さに入れ180度くらいに熱します。

小麦粉大さじ2
水大さじ1を混ぜて糊を作っておき
卵も器に割り入れておきます

春巻きの皮を手のひらに広げて具材の4分の1を真ん中より少しずらして広げます。
皮のふちに糊をつけて広げた具材の中央に窪みを作りそこに卵を割り入れて2つに折って糊の部分を張り合わせて油の中に入れます。

途中裏返してきつね色になるまで3、4分揚げ焼きして出来上がりです。

卵入りのコロッケという感じでした。柔らかいジャガイモの中にフグの身皮が混ざって、食感は良かったです。とても満腹感がありました。

5.Fuの新工場
  私事で恐縮ですが、6月より農水省の食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備
  事業の認定を受けて、下関市南風泊水産加工団地内に新工場を建設しました。
  小さな工場ではありますが、下関の周りの方々からも支援をいただき、
  連携して海外へ水産物を輸出して参りますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致
  します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2022年05月10日

「国際ふぐ協会」会報 vol.66

会員の皆さん

皆さん、こんにちは、代表の古川です。

日本では全国的に規制がなくなり2年ぶりのGWは凄い人出となりました。
ハワイ等に旅行に行く人々のニュースが懐かしくも感じます。
一方で世界でいち早くコロナから復活した中国でパンデミックとなり、
上海、北京でロックダウンです。
不自由な生活に戻らないように願うばかりです。

また、ウクライナ戦争で燃料の高騰、円安などもあり、
経済にも悪影響を及ぼしています。
市民への被害も甚大で、長期化する状況にうんざりです。

<活動>
1.シーフードショー大阪開催

   4月13日、14日とATCでシーフードショー大阪が無事開催されました。
  会場には2日間合計で前年比28%増の7027人のバイヤーが来られました。
  徐々に展示会も開かれるようになりましたが、大規模のものが少ないため、
  皆さん熱心に商談されていたようです。
  国際ふぐ協会のブースでは2~3月にかけてシンガポール、マレーシアの
  プロモーション、過去の台湾、中国、香港などでの活動などを展示して
  おりました。

  アメリカ向け、カナダ向け、フィリピン向け、ベトナム向けなど、
  沢山の商社、メーカー、料理店さんから訪問を受けまして、
  フグの輸出入、レストラン開業など、色々とお話を伺うことができました。
  後日、商社さんより沢山のアメリカ向けフグ資料を送っていただきまして、
  熱意がとても伝わり感動いたしました。
  今後フグ解禁に向けて各国に協力パートナーが増えることはとても心強いこと
  です。

  次は8月24~26日東京ビッグサイトでのインターナショナルシーフードショーで
  す。フグ業界を盛り上げるため、多くの関係者と連携してアピールしたいと思い 
  ますので、皆様ご参加ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。

2. シンガポール、マレーシアプロモーション事業報告
 
  2月に実施したプロモーションのまとめをホームページにて掲載中です。
  お手すきの際にご一読ください。

  「日本産ふぐ&水産物輸出拡大プロモーション」in シンガポール
  https://www.seafood-show.com/fugu/singapore/

  「日本産ふぐ&水産物輸出拡大プロモーション」 in マレーシア
  https://www.seafood-show.com/fugu/malaysia/

3. フグの寄生虫研究

  東京にある目黒寄生虫館の小川和夫元館長は長年寄生虫を研究されている斯界の 
  第一人者です。以前当会のフグセミナーでもアニサキスについてご講演いただき 
  ました。その後お送りした日本海のマフグから新種のヘテロボツリウム属エラム
  シを発見され、「Heterobothrium gotoi」と命名されたそうです。
  ヘテロはエラに寄生する2 cmほどの虫で、マフグを処理するときには除かれるの
  で食品衛生上の問題にはなりません。
  また人間には寄生しませんのでご安心ください。
  論文に私の名前も記されていただき感謝いたします。小川先生は研究を続けられ 
  ておりますので、さらなる新発見を期待しております。
  個人的には虫は苦手ですが、絵ならまだ大丈夫です。

4. 世界の料理withフグ(今回から名称を変更しました。)
  今回の料理はアメリカのクラムチャウダーです。

  本場アメリカでは二枚貝としてよく食べられているホンビノスガイを使用する
  ようです。

  <材料>
  フグの身100グラム
  (今回はゴマフグを使用)
  ベーコン80グラム
  玉ねぎ一個
  じゃがいも一個
  にんじん一本を賽の目切りにする。

  <作り方>
  ・フライパンにバター20gを溶かして具材を入れて炒める
  ・玉ねぎが透き通ってきたら塩コショウして
  ・小麦粉大さじ2杯入れてダマにならないように炒める
  ・白ワインを入れてアルコールを少し飛ばすように炒める。
  ・牛乳を水の計400gとコンソメ一つ入れて煮込む
  ・食べる際にパセリや砕いたクラッカーを浮かせる。

  クリームにフグや貝が絡んで絶品です!

引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

2022年03月31日

「国際ふぐ協会」会報 vol.65

会員の皆さん

皆さん、こんにちは、代表の古川です。

ロシアからウクライナへの侵攻が酷くなってしまいました。
たくさんの市民や兵士が亡くなり、
戦争は不幸な人を増やすだけと改めて思います。
早く終結してほしいです。
日本ではせっかく蔓延防止条例が緩和されたのですが、
フグは秋の彼岸から春の彼岸がシーズンとされておりますので、
料理店もフグの看板を下げるところが増えてきます。
気分的にも明るくなりませんが、
桜が咲いて春のシーズンはやってきます。


<活動>
1.先月はマレーシアでのフグプロモーション活動を掲載しましたので、今回は
  シンガポール事業をご報告します。

  2月1日~2月28日まで
   フグは山口県産萩産のマフグを使用しました。ブリとホタテはJF全漁連さんに
  お任せして、手配をしました。
   シンガポールには、日本からのフグの筋肉部位の輸入が認められています。
  筋肉部位以外の部分まで輸入認められるためには、日本のフグ食文化が安全で
  あることが理解され、広く浸透することが重要なポイントです。そこで、ブリ、
  ホタテと共にフグの安全性を継続的にアピールし、輸入が解禁された場合、さら
  なる輸出拡大につなげるのが目的です。

  そこで、現地での日本食レストランチェーンの最大手RE&Sの割烹店である
  「厨ダイニング」において、シェフのお任せメニュー提供時に試食をしてもらう
   ことにした。シェフの顔なじみが多く注文される高額メニューであるから
  こそ、 生の声を聞きやすいということで、1カ月間約200名のお客様に
  インタビュー できたのは大変良かったと思います。

  また、今回は現地サプライヤーにお願いし、約200社のレストランにもフグ等
 をサンプル配布してメニュー化の検討をしてもらいました。
 

  合わせてアンケートでは下記のようなコメントが寄せられました。
  ① 味・食感
   ・「初めて食べたが、触感だけで味はそうでもなかった。」
   ・「鶏肉みたい」
  ② 経験・フグ食文化
   ・「日本でしか食べられないと思っていたので、シンガポールで食べること
   が出来て嬉しかったし、驚いた。」
   ・「シンガポールではフグは食べることが出来ないと思っていたので、今日
    は嬉しい。以前、日本に行ったときは大阪でフグを食べました。」
③ 毒
   ・「フグはやはり毒が怖いので、信頼できるシェフのところでしか食べたく
   ない。厨ダイニングは、信頼できるので今日は楽しめた。」
   ・「毒への不安と共に食べたので、味がよく分からなかった。」
④バイヤー、シェフ他
   ・「フグを怖がる人は、年々少なくなっている。」
   ・「日本人シェフは、基本的にトラフグのミガキ(身、アラ、皮、ヒレ
      付き)の要望が強い。」
    ・「帆立は、価格が厳しい。卸値と小売価格の差も無く、扱いづらい。」
   ・「シンガポールでは、ブリは生食の需要が強い。」

   3月からメニューを採用したレストラン
 
   今回のプロモーション開催時の現地コロナ感染者は13,000人/日と爆発的に増え 
   ましたが、シンガポール政府はレストランでの会食人数が1グループあたり5名
   以下とした程度で厳しい規制をしませんでした。オミクロン株は重症化をしな 
   いため、ソーシャルディスタンスに気を付けて経済を回していく新スタイルを
   行っていました。そんな中、今回は厨ダイニングに来店される消費者等の方々
   に日本産フグ、ブリ、ホタテの試食を実施することができました。

   日本への旅行ができないコロナ禍のシンガポールにおいて、日本食高級
   レストランは娯楽として大人気とのことで、フグなども受け入れやすくなって 
   いたと想像します。その中で気になったのは、シェフがフグについて怖がるお
   客様が少なくなったこと、思いのほかフグが人気だったということです。
   シンガポールでのフグプロモーションは3回目となりますが、少しずつ現地での
   フグ認知が進んでいると感じました。今回は2019年フグ勉強会を実施した
   シンガポール食品庁の輸出入担当者からも興味をいただきました。フグ皮、
   ヒレ、白子部位についても日本政府と話し合いが継続されておりますので、
   当会の日本産フグプロモーションにて確実に認知が向上され、今後の輸出拡大
   が期待されます。各レストランとも協力し、今後さらによいプロモーションが
   できるよう、引き続き努力して参りたいと思います。

   後日、業界紙にも掲載されました。
  (みなと新聞社さんご出典)
 
   シンガポールとマレーシアのプロモーションの結果はまとめまして、
   本プロモーション主催の水産物・水産加工品輸出拡大協議会HPまたは、運営の 
   当協会HPで掲載予定です。
 
2. シーフードショー大阪の開催 Seafood Show Osaka
 
  今回は4月13日~14日、大阪ATCホールで開催されます。
  国際ふぐ協会のブースを使って、皆様の商品を展示することをします。
  (1社1品、展示用の商品とチラシをご用意ください。3万円(外税))
  トライされたい方は4/1までご連絡ください。

3. 3月22日に全国海水魚協会の総会に参加しました。


  養殖トラフグ生産者が加入している全海水トラフグ部会の会合では、
  今シーズンを振り返り、全体的に魚価がよかったものの、病気や災害で尾数が
  減ってしまった状況を伺いました。生産者さんはもっと販売がよくならないと
  子供に事業を引き継げないと深刻な問題を打ち明けられました。
  私は販路拡大、特に海外へのフグ輸出についての状況をお知らせしました。
  当会に対する期待も大きいと感じました。生産者さんが安心してフグを
  育てられるよう、力になれたら嬉しいです。
 
  引き続きどうぞ宜しくお願い致します。


2022年02月28日

「国際ふぐ協会」会報 vol.64

会員の皆さん

皆さん、こんにちは、代表の古川です。

ロシアがウクライナに侵攻して一般人に多くの犠牲者がでるなど、
21世紀とは思えない情勢の中で、世界経済も悪影響を及ぼしています。
またイギリスでは政府がコロナウイルスの規制をもうやらないと決めるなど、
対策が国々に分かれています。
2年前の日本ではこのような事態を全く想像できずにいました。
海外との取引はリスクが常にあり、コロナ禍では国内の商売だけの方が安全であるかもしれません。
しかし、長い目でみれば人口が減っていく日本の中で、
我々は積極的に海外の人達と連携し、共栄していくことが不可欠と考えます。

<活動>

1.今月はシンガポールとマレーシアの2つのプロモーションが同時に行われており
  ます。

今回はマレーシアの活動をご報告し、月末ぎりぎりまで開催のシンガポールは来月にいたします。

2月23日(水)に首都クアラルンプールの高級料理店「NOBU」にて日本産フグ、ブリ、ホタテ、タイのプロモーションを実施しました。
NOBU(ノブ)とは、松久信幸さんがオーナーシェフを務めるレストランのブランドです。
常客であった俳優ロバート・デ・ニーロさんと一緒に世界展開を行い、
現在ではアメリカ・カナダ、ヨーロッパ、メキシコ・カリブ海、中東・アフリカ、
そしてアジア各国にレストランやホテルを運営されています。

クアラルンプール店はマレーシアのシンボルである「ペトロナスツインタワー」内から、スターホテルのフォー シーズンズホテルに引っ越したばかりで、セレブリティなゲストから大変注目を浴びているレストランの1つです。

今回当協会のプロモーションの会場にてご利用させていただけたのは大変光栄なことです。当会マレーシア代表のアンディさん、スタッフの皆さんには心より感謝申し上げます。

プロモーションの大まかな流れは下記の通りです。
・NOBUの超有名寿司店ご出身のチーフシェフに今回のメニュー制作を依頼しました。素材には長崎県産の養殖トラフグ1kgサイズのミガキや白子を使ってもらいました。

・地元のバイヤー、レストランシェフ、マスコミなどのゲストに招待状を送りました。マレーシアもコロナ患者が激増していたのですが、幸い政府からのロックダウンはなく、魅力的なプロモーションにほとんどの方にご参加いただけました。

・私のご挨拶をはじめて英語でスピーチさせていただきました。
 短くて助かりました。(^^;
 https://www.instagram.com/tv/CaRok7pOR3-/?utm_source=ig_web_copy_link

会場でフグ加工品を展示許可がでましたので、急いで8社のふぐ加工屋さんにお声がけし、サンプルを届けてもらい、英語表記のカタログも作って送りました。

参加いただいた企業様は、(株)吉田水産さん、(株)海さん、(株)道中さん、ミツイ水産(株)さん、JF新松浦漁業協同組合さん、(株)永野商店、山西水産(株)さん、(株)山賀さんでした。ありがとうございました。

大変すばらしいフグなどのメニューが提供されて、ゲストも大喜びでした。
私も現地で味わいたかっので誠に残念です。

試食前後には全国海水魚協会さんのフグのVTR「福の国」を上映しました。
皆さん真剣にご覧になっていました。
https://youtu.be/47fbQKvlFmU

アンケートもしっかりと記載いただきました。
また試食会とは別にトラフグなどのサンプルを現地の各レストランシェフにも配っております。それぞれの反応を楽しみにしております。

このプロモーションの結果はまとめまして、
本プロモーション主催の水産物・水産加工品輸出拡大協議会HPまたは、
運営の当協会HPで掲載予定です。

2.シーフードショー大阪の開催 Seafood Show Osaka

3月から延期となり、4月13日~14日、大阪ATCホールで開催されます。
昨年はフグパビリオンと題して4社団体で出展しましたが、
今年も実施したいと思っています。
アフターコロナに向けて、新年度で挑戦しよう!と思われている方も是非一緒に頑張りましょう。

国際ふぐ協会の事務局はシーフードショーの事務局でもありますから、
出展準備から当日の試食などもしっかりとフォローさせていただきますので、
是非ともご連絡ください。

引き続きどうぞ宜しくお願い致します。


2022年01月31日

「国際ふぐ協会」会報Vol.63

会員の皆さん

皆さん、こんにちは、代表の古川です。
2022年もどうぞ宜しくお願い致します。
たった1カ月で日本ではオミクロン株でコロナウイルス感染拡大が別次元になってきました。
各地でまん延防止対策となり、経済活動の制限が再始動です。
重症化率も低いのがわかったのであれば違う対策も必要だと思います。
2月のフグ商戦に暗い影を落としました。
それでも今年は寅年トラフグなので良い年にしましょう!

<活 動>
1.当協会には世界に支店があり、
  香港・マカオの代表には氷室 利夫氏にお任せしております。
  私とは同郷で最初の海外フグ輸出チャレンジからご協力いただいた先輩です。
  Zen Foods Co., Ltd. 代表取締役会長
  香港日本料理店協会 会長
  香港日本産食品等輸入拡大協議会 座長
  農林水産省日本食親善大使ZENFOOD

この度は当会が推薦していた「令和3年度 日本食海外普及功労者」に任命されました。
自分の事のように嬉しいです。新年早々めでたい!
氷室さんには経済としては好調の香港及び華南地域における日本水産物の認知や販売の取り組みで、
ますます日本食が拡大していくことが期待されます。
もちろん、当会の責任であるフグのことも必ずフグ解禁へ導いていただけよう
一緒に頑張っていきたいと思っています。

2.シンガポール日本産プロモーション
 残念ながらコロナ禍で渡航することはできませんでしたが、
 2月より1カ月間に渡り日本料理高級店「厨ダイニング」にて、日本産フグ、
 ブリ、ホタテを試食してもらうプロモーションを実施します。

・厨ダイニング
 日本食を専門とし近隣諸国の店舗を含むシンガポール最大級のレストラン経営企業    
 のRE&Sさんは、
 年間数百万人のお客様に日本食を提供されています。
 その中で最高級和食店を誇る厨ダイニングは絶品の本格日本料理を提供するファイ 
 ンダイニングレストランです。

 ランチやディナーを食べにくる現地の富裕層の方達がフグにどのような反応を示す 
 のか?
 大変興味がありますよね!
 情報を集約して、シンガポールの食品庁にも共有して、
 フグの白子、皮、ヒレの解禁に繋がるように促したいと目論んでおります。

3.マレーシア日本産プロモーション
 結局こちらも渡航は叶わないようですが、
 マレーシア代表のANDY TANさんを中心に現地のサプライヤーのご協力で、
 実現することができました。
 2月23日前後で2日間で現地の高級料理店「NOBU」にて
 日本産フグ、ブリ、ホタテ、タイを試食してもらうプロモーションを実施します。

Nobu はオーナー シェフ 松久信幸氏と俳優ロバート・デニーロ氏が世界展開する高級レストラン。
活気ある空間の中、和をベースにしたオリジナルの「NOBUフード」を提供。
現地に合わせたフグ料理がどのようなに進化をするのか?
とても楽しみです。

4.日本政府との協議
 今月初旬に日本政府とのフグ輸出について意見交換の会議がありました。
 現在日本政府が課題としいる輸出先と問題点は下記の通りです。

① シンガポール
(白子、皮、ヒレを解禁する)
② 台湾
(福島県含めた魚の輸入解禁交渉が実現段階、次はフグへ)
③ 中国、香港
(日本には中国産フグが大量に輸入されているが、中国には日本産フグの輸出できない不平等を改善)
④ ベトナム
(相手国とは友好的に各交渉が進んでいるとのことで、フグを議題に上げるか?と提 
 案をいただいた)
 昨年は当会員ミツイ水産㈱さんのご尽力で、
 ベトナム大使館でフグ食をファム・ミン・チン首相に振る舞われたこともあり、
 フグ食解禁へ導きたいとお願いした。
 後日、日本政府へのフグ輸出課題対策国にベトナムを含めて提出をしました。

各国ともに事情がそれぞれ異なり、時間と労力がかかりますが、
皆様のご意見もいただきながら前進させていきますので、
どうぞ宜しくお願い致します。

(お知らせ)
 現在フグは中国に輸出できませんが、他魚でトラブル報告がありましたので共有し 
 ます。
 中国向け活魚輸出の際の禁止薬物検出についてご連絡。
 標記については、
 「今般、台湾から中国へ輸出された活魚(ハタ)において、
 中国の水際検査で使用禁止薬物(ロイコマラカイトグリーン、ロイコゲンチアナバ 
 イオレット)が検出され、当該養殖施設の活魚輸出が一時停止される事例が発生し 
 ました。
 加えて、台湾地区のその他の養殖企業による中国への活魚輸出に対しても、検査検 
 疫が強化されるとのことです。
 中国政府から輸入が停止された場合、関係施設からの輸入停止が長期間に及ぶ可能 
 性があるほか、ロイコマラカイトグリーンについては、近年、台湾向けに輸出され 
 た日本産水産物から検出される事例が複数報告されております。
 つきましては、同様の問題が発生することを防止するためご連絡します。

中国向けに活魚を輸出する場合には、使用禁止薬物(特に、ロイコマラカイトグリーン、ロイコゲンチアナバイオレット)について、より一層慎重に対応いただくよう貴団体の会員、組合員、関係事業者等に改めて周知をお願いします。

7. 外国フグ料理
 今回の外国式フグ料理は香港の「河豚の清蒸」です。

 作り方:
 処理済みの一匹分のフグを開いてペーパーで水気を切り
 酒を振りかけてネギと生姜をのせて蒸し器で15分くらい蒸す
 同量の醤油、酒、さとうを鍋でひと煮立ちさせておく
 蒸し上がった河豚にひと煮立ちさせたタレをかけて白髪ネギと針生姜をたっぷり乗 
 せる
 サラダ油とごま油2:1
 適量を熱して河豚全体に回しかけて出来上がり
 見た目はそうでもないですが、最近作ったフグ料理の中でも絶品にうまかったです 

料理は本当に奥深いです。

引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

2021年12月27日

「国際ふぐ協会」会報Vol.62

会員の皆さん
皆さん、こんにちは、代表の古川です。

皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会の記念すべき62回目の会報です。
早いもので2021年最後の会報となりました。
今年も1年間ありがとうございました。
決してコロナ禍で満足できる年ではありませんでしたが、
気持ちを下げずに活動してまいりました。
来年は寅年ですので、積極的に動き回りたいと意気込んでおります。

<活動>
年明け早々に当協会は農林水産省の戦略的輸出拡大サポート緊急対策事業で委託された2つのプロモーションを2021年1月~2月にかけて実施することになります。

1.シンガポール向けプロモーション
<概要>
・日本とシンガポールのレストランをオンラインで結び、現地の一般客をレストラン  
 会場へ招待して、日本産フグの説明、試食、アンケ―トなどを承ります。
・シンガポールの会場は高級中華レストランを予定しています。
・また現地2社のサプライヤーと協力し、バイヤーやシェフへフグのサンプルを配
 り、商談のきっかけを作ります。
・後日サプライヤーからヒアリング実施して、アンケートを回収する形式で行いたい
  と考えております。
・試食とサンプル配布はフグ、ブリ、ホタテの3品程度を考えております。
・フグのサンプルは皮、ヒレ、白子の無い山口県産のマフグミガキを送りました。
・シンガポールには船便の手配がとれず、年末で倉庫なども予定外にいっぱいとな
 り、手続きに手間どりましたが、何とか年内に届けることが出来そうです。
・現地シェフやバイヤーにむけてフグのパンプレットを作ります。
・国際ふぐ協会会員の皆様には是非ともご参加ください。
・1/7金までに本メールへ会社と商品案内のチラシデータをお送り下さい。
・日本語でも構いません。英訳いたします。
・シンガポールにはフグの筋肉部位しか輸入できません。
・また添加物のステビアもNGですので、ご心配の方はご相談ください。
・お見積りもお送りください。(東京豊洲着、沖縄空港着)
 (お見積り有効期間2022年6月末まで、商品名、商品ロット、商品画像)
 現地サプライヤーへお送りいたします。
・シンガポールにフグを輸出したことがないとご不安な方にも国内決済でしっかりと
 サポートいたします。
・時間が無いため、全社にご参加できない場合もございますことをご了承ください。

さて、国際ふぐ協会2021年の活動を振り返りますと、
1月にシンガポールでの日本産ふぐ&日本魚プロモーションを実施しました。

2月にマレーシアでの日本産ふぐの初プロモーションを実施しました。
現地サプライヤーと協力し、現地シェフに向けて、
フグを送って創作メニューを作ってもらうキャンぺーンをしました。
また、協会のマレーシア代表としてANDY TAN (アンディタン)氏に就任いただきました。
 
3月はシーフードショー大阪2021開催しました。
今回もフグパビリオンを作ることができました。
(株)吉田水産さん、(株)ショウリュウさん、(株)Fu)

また、水産大学校酒井元校長先生からの依頼でフグHACCPについてコラムを書きました。書籍フグ食の科学が完成しました。

5月にはフジTV報道番組「newsイット」のインタビューで、
厚労省が約40年ぶりに改正した日本のフグ免許について、
海外からの評価を代弁しました。

また、シンガポールSFAで日本産フグ勉強会にて熱弁を振るっていただいた、
新潟食料農業大学の長島裕二教授が当協会の技術顧問に就任いただきました。

6月から毎月フグを使った外国料理をご紹介することにしました。
だんだんネタ切れになってきました。
皆さんからのアイデアをお待ちしております。

また、大日本水産会が発行する水産総合月刊誌『水産界』8月号にて、
先日TV取材を受けたときのエピソードや各地域で異なるフグ免許制度、
日本のフグ免許統一の経緯、交雑フグ問題、経済面などについて言及した記事が掲載されました。

10月は昨年の被害が多く出た長崎県の養殖場を表敬訪問しました。
以前の日本招聘プロモーションでもお世話になった長崎県たちばな漁協さんでは、
今年は夏場の水温が低かったことや台風被害も少なくて順調なご様子で安心しました。

11月は先日 TVでも話題となった「ゲノムフグ」についてフジTV-FNNのインタビューにお応えしました。
ゲノム編集トラフグは「22世紀の食生活」を変えるか(前編) 大きさ2倍も消費者の"誤解"が
https://www.fnn.jp/articles/-/263926
ゲノム編集トラフグは「22世紀の食生活」を変えるか(後編) "毒"の行方と世界進出
https://www.fnn.jp/articles/-/264426

また、11/8~11/10第23回インターナショナルシーフードショーが無事開催されました。今回はコロナ禍でビッグサイトの会場は少しコンパクトになりましたが、バイヤー・シェフの熱気は十分にありました。フグパビリオンにはとらふぐ亭さんが初参加のされました。

各活動の詳細は協会のホームページよりご確認ください。

皆様のお蔭様で今年もコロナ禍の中で精一杯できる活動をやることができました。
悔しい想いの方が多いのですが、それでも確実に前に進んでいます。
2022年はさらに積極的な取り組みを行って参る所存です。
引き続き皆様のご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

2021年11月29日

「国際ふぐ協会」会報Vol.61

会員の皆さん
皆さん、こんにちは、代表の古川です。

日本では信じられないスピードでコロナ患者が減りましたので、
経済活動の再開が始まりましたので、
急に仕事が増えてどこフグ屋さんも大忙しになってくると期待しています。
隣の韓国ではコロナ患者が増えていることを横目に見ながら、
明日は我が身とならないよう祈るばかりです。


<活 動>

1.先日 TVでも話題となった「ゲノムフグ」についてフジTV-FNNのインタビューに
  お応えしました。

 デリケートな話題なので、顧問の長島先生にもご指導いただき、
 慎重なコメントにしました。今回が動物として2例目のフグゲノムですが、
 毒がある魚に厚労省が食用を許可したのが驚き!とコメントしました。
 詳しくは下記よりどうぞ。

 前編 Part 1
 https://nordot.app/828918673274486784?c=414795408717890657

 後編 Part 2
 https://nordot.app/828918744506040320?c=414795408717890657

2.当会に農水省輸出・国際局から、輸出先国・地域の輸出規制に係る課題調査につ                                          
  いて依頼がありました。

 昨年の決定内容は中国、台湾、シンガポールの3ケ国に対して、
 国策としてフグの解禁交渉を行っていくというものでした。
 一度はこのリストに載っていた香港や新興国のベトナム、タイなどを含めて、
 将来はアメリカ、EUに向けて日本産フグ解禁を目指すというストーリーにしてい          
 きたいと考えております。
 
3.11月29日はいいフグの日です。

 日本記念日協会に全海水さんが登録した日です。
 この日からフグ消費が爆発してほしいと願って出来たので、
 来年こそはまた一緒にイベントをしたいと思いました。
  
4. 第23回インターナショナルシーフードショーが無事開催されました。

 今回はコロナ禍でビッグサイトの会場は少しコンパクトになりましたが、
 バイヤー・シェフの熱気は十分にありました。
 久しぶりの食品展示会ということもあったのでしょう、
 たくさんの方々に(株)ショウリュウさんのフグ白子の試食と
 (株)吉田水産さんのフグGIFTをご覧いただき喜んでいただけました。
 次回は3月2日~3日のシーフードショー大阪です。
 いろんなことも緩和されワールド寿司カップなどイベントも計画しておりますの 
 で、是非とも皆様のご参加をお待ちしております。

5. シンガポール
 
 一時期コロナ患者が急拡大したシンガポールでは、少しずつ取り戻して、
 11/22よりレストランの規制も5人までに緩和されました。
 あとはビジネストラックでの解禁を待つのみです。
 この調子ですと1月には渡航チャンスがあると期待してます。

6. マレーシア
 
 マレーシアの代表とも先日打ち合わせしました。
 コロナ患者数も横ばいではありますが、都会では落ち着いているので、
 首都クアラルンプールでのイベントを計画中です。
 具体的には2月中旬に有名レストランを1つに縛っております。
 日本フグプロモーションを現地で実施する計画が現実化してきました。
 イスラム教中心なハラルの国ですが、富裕層はお酒の消費も多いそうです。
 日本酒の商社と一緒にヒレ酒コラボレーションを画策しています。

7. 外国フグ料理

 今回の外国式フグ料理はスペイン「フグのアクワパッツア」です。

 作り方:
 フグを処理して、胴体一匹分を薄くぶつ切りにする。
 水気をペーパーでとって塩胡椒をしておく。

 フライパンにオリーブオイルを大さじ2杯ほど回し入れ、
 スライスしたニンニク一片を入れて上にフグを入れる。

 続けてアサリ10粒程入れ、
 赤と黄色のパプリカ各2分の1
 オリーブ
 プチトマト各5、6個を入れて、
 白ワインをフライパンの半分程入れる。
 煮立ってきたら蓋をして
 出来上がったら黒胡椒を少々振る。
 フグは火に強いので身がボロボロにならなくていいですね。
 オリーブオイルとの相性もいいです。
 フグの出汁もでるのでバゲットが美味しくなります。
 テンプラニーニョ種の赤ワインと一緒にどうぞ。

 引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

2021年10月29日

「国際ふぐ協会」会報Vol.60

会員の皆さん
皆さん、こんにちは、代表の古川です。

日本ではやっとお酒の提供も全面解禁となりました。
急激に患者が減りましたが、
これからは重症リスクを主体とした新しい基準で、
皆で気を付けながら日常に戻っていくことを期待しています。
また月末の衆議院選挙も合わさってか、急に賑やかというか、
騒がしくなった感じです。

季節も朝晩と冷え込んで来て、いよいよ鍋シーズンの到来です。
コスト的にてっちりが一般の食卓に上るようにはなりませんが、
久しぶりに職場や友人の歓談の場にてフグ鍋をつついてもらえると嬉しいです。


<活 動>

1. 長崎県養殖場
以前のプロモーションでもお世話になった長崎県たちばな漁協さんに伺いました。
今年は夏場の水温が低かったことや台風被害も少なくて順調なご様子でした。
ただ昨年の被害にて成魚数は少ないため、焦って販売することは無いようです。
来期からの完全復活が望まれます。


2. シンガポール

シンガポール代表のリンダさんとオンラインミーティングを実施しました。
日本とシンガポール両国で自由に行き来きできるようになると良いのですが、
現地では1日のコロナ患者が3200人を超えており、もうしばらくは無理のようです。
日本より感染者が多い韓国の方が先にシンガポールと自由渡航を初めていますので、
日本政府の方が外国人の訪日に慎重なのかもしれません。
そんな中、シンガポールの外食制限(同伴2人まで)が11月末までに延長され、
提供側のレストランではスタッフまでワクチン接種が義務となったようです。
アフターコロナの道はまだ険しいそうです。


3. マレーシア

マレーシアはクアラルンプールやジョホールバルなどの都市では感染者があまり増えていません。
8月中旬からレストランの規制を廃止しており、
現在はコロナ前の70~80%まで回復してきたとのことです。
マレーシア代表のアンディ―さんと12月か1月に地元の有名なレストランで、
日本フグプロモーションができる可能性を探っています。
良い便りを心待ちにしています。


4. 第23回インターナショナルシーフードショー開催
会  期:2021年11月8日(月)~ 10日(水)
会  場:東京ビッグサイト南展示棟

今回は11月開催というわけで残念ながらフグ業界では繁忙期で対応できないところが増えました。
そんな中でもフグパビリオンを5社団体でつくることができました。
・(株)長崎ファームさん
・(株)吉田水産さん、
・(株)ショウリュウさん
・(株)Fu
・国際ふぐ協会

ちょうど全国的な飲酒解禁で飲食店のモチベーションも上がっている中、
シーフードショーのスタッフ一同と共に万全の体制でお迎えしたいと思っています。
尚、ご来場は今回も事前登録制となっておりますので、
下記URLやQRコードより申し込みいただけます。
https://www.seafood-show.com/japan/visit/


5.ご挨拶
恐縮ながら本日10月29日はトラフグの日であり、
私の誕生日でございました。
新たな気持ちで世界に日本のフグ食を広めるよう励みます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。


6.外国フグ料理
Pufferfish in Foreign Cuisineです。
今回の外国式フグ料理はフランスの「フグのムニエル」です。

作り方:

フグを処理し、身を三枚おろしにします。
更に身を縦に半分に開き、身に塩こしょうを振って
冷蔵庫で1時間程寝かせる

身の水気をペーパーで拭き取り小麦粉を適量まぶす
フライパンにバター10グラム溶かして、
フグの身を入れて両面こんがり焼く

ポン酢ソースを作っておく
ポン酢大さじ1
マヨネーズ大さじ3
紅葉おろし小さじ1
をよく混ぜる

お皿に焼いた身を乗せてソースをかける
飾りにブロッコリーとプチトマトを置く大きければ半分にカット。

マヨネーズポン酢の甘酸っぱさに、
肉のようなフグのプリプリ食感がとても相性がよく、
やはりポン酢風味があるので違和感なくフグの旨味をよく感じました。

このような味付けでしたら日本の方にも好まれると思いました。
お酒は辛口で有名なシャブリ白ワインが最高ですね。

引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

2021年09月29日

「国際ふぐ協会」会報Vol.59

会員の皆さん
皆さん、こんにちは、代表の古川です。

日本ではワクチンが国民の50%超えた効果か?
オリンピックから急拡大で行動規制を自粛した結果なのか?
9/27現在新規コロナ患者1,147人と減少してきました。
今月末には緊急事態宣言は解除されるでしょうが、
日常を取り戻すにはまだかかりそうです。
海外を例にワクチンパスポートなどの仕組みを早く作り、
日本経済の回復するを願っておりますが、
総裁選挙と衆議院選挙もあるので、先送りとなりそうです。

それでも季節は移り変わっていきますので、
サンマ、松茸、さつまいもなどが量販店で多く見かけるようになり、
朝晩は秋の気配をより強く感じるようになってきました。

フグは昔から秋の彼岸から春の彼岸が旬といわれましたので、
本格シーズンの開幕といきたいところです。
ただ昨年流行した養殖フグのヤセ病の影響などで、
在池量が少なく、久しぶりに相場高でのスタートとなりましたので、
業界関係者からの不安の声が多く聞こえてきます。
ただただ、活況を祈るばかりです。


<シンガポール>

プロモーションを予定しているシンガポールでとマレーシアの動向です。
まずシンガポール政府は24日に新型コロナウイルスの感染急拡大で3人以上の集まり禁止や原則在宅勤務などの措置を取り、
行動制限を再び強化すると発表しました。10月24日まで。
ワクチン2回接種が8割を超えましたが、
1日当たりの新規感染者数が9/25現在約1,949人(日本人口比42,000人)と増え続けています。
また外食はこれまで5人まで許可されていましたが、2人に制限されます。
アジアでトップクラスのワクチン接種率のシンガポール、今後の対応が注目されています。


<マレーシア>

日本に先駆け制限緩和に踏み切ったマレーシアですが、
現在ピークアウトはしましたが約8,300人/日(日本人口比31,000人)とまだ多いです。
今月10日より首都圏でロックダウンを解除し経済活動を再開させて、
徐々に経済活動が再開され、たくさんの人が行き交っているようです。
現在は飲食店の営業も再開し、アルコールの提供も許可されているようですが、
当然ワクチンを接種した人に限られ、座席の数も通常の50%に制限されています。
実際ワクチンパスポートがないと、どこにも行けなくなってきてるので、
自由のためにはワクチンを受けるしかないっていう風潮だと聞いてます。
マレーシア政府が、感染拡大の真っ最中に経済再開に踏み切った背景には、
ロックダウンにより経済の落ち込みがあったと現地ジャーナリストがいっているそうです。
ただ経済と感染対策の両立を目指した前首相は過去最悪の感染拡大を招いたとして、
就任からわずか1年数カ月で辞任してしまいました。
どの国も経済再開とコロナに苦戦しながら進んでいるようです。
今月の国際ふぐ協会の会議では今期両国のプロモ―ションの狙いを下記の通り位置づけております。
さて、狙い通りに動けるのか?
自国も含めてコロナ感染状況を注視しています。


<国内フグ業者活動のご紹介>

マレーシアといえばイスラム文化です。
クアラルンプールでもたくさんのモスク(礼拝堂)があります。
以前、マレーシア政府食品安全局長と日本産フグの貿易交渉を行った際に立ち寄った
ピンク色のモスクがカワイイ感じでした。

そのハラール認証を日本のフグ屋さんが初めて取得したという記事をみました。
インバウンドが復活したらきっと人気になると思います。
店  名:魚昇
ジャンル:ふぐ料理、和食、創業112年のふぐ料理。
住  所:東京都台東区浅草五丁目10番2号
電話番号:050-5788-6220
休 業 日:毎週 月曜日
営業時間:昼 12時より14時まで、夜 17時より24時まで
WEB:http://uoshou.net/
FacebookPage:https://www.facebook.com/ASAKUSA.UOSHOU/

また、先日NEWSにてフグの自動販売機の記事を拝見しました。
フグ刺身、フグちり、フグ唐揚げなどが出てきます。
コロナ禍において、実にユニークで今時代にマッチした取り組みです。

お問合せは(株)吉田水産さんまで。


<活 動>

2021年度国際ふぐ協会が請け負っている海外プロモーションは2つです。

1. 第23回インターナショナルシーフードショー開催

催 事 名:第23回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」
会  期:2021年11月8日(月)~ 10日(水)
会  場:東京ビッグサイト南展示棟
出展規模:550小間
出展料金:1小間 (横2.0m×縦2.0m) 税別110,000円
資料請求:https://www.seafood-show.com/japan/contact/
出展申込:https://www.seafood-show.com/japan/apply_exhbit/

11月8日(月)~10日(水)の3日間、第23回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」が開催されます。
フグ業界では繁忙期直前の時期ですが、昨年同様のフグパビリオンを実現したいと考えております。

参加したいが、人手がない方にはマネキンの利用、リモート出展や委託販売なども対応できます。
開催時には、第1回目のワクチン接種率が80%を超え、第2回目のワクチン接種率も70%を超えることが予想されています。
この数字からは、「シーフードショー」の出展者、来場者、関係者の多くが、ワクチン接種を終えており、
その上で、マスク着用、アルコール消毒、検温、そして会場の大きなドアを開放し、
11月の心地良い海風が感じられるように換気を実施することで、例年以上に安全な開催を実現することが可能と考えています。
コロナ後に向けた販促の機会として、是非一緒に参加しましょう。
申し込み〆切は10/12火までご連絡お待ちしております。


2. 外国フグ料理

Pufferfish in Foreign Cuisineです。
今回の外国式フグ料理はイギリスの「フィッシュ&チップス」です。

作り方:

≪材料≫
フグを処理し、身を三枚おろしにします。
大きければ半分にカット。
じゃが芋3個くらい
塩胡椒少々
薄力粉適量
揚げ油フライパンに1.5㎝
≪衣≫
薄力粉30g
片栗粉30g
重曹小さじ1/4
卵1個
水30g(大さじ2)
酢小さじ1
180℃油温で両面きつね色になるまでカラット揚げます。
粒マスタード入りマヨネーズ、ケチャップ

フグのプリプリ食感が強く感じます。
このような食べ方の方が若い方には人気です。
イギリス黒ビールとの相性が抜群です!

引き続きどうぞ宜しくお願い致します。


国際ふぐ協会
代表 古川 幸弘

2021年08月31日

「国際ふぐ協会」会報 vol.58

会員の皆さん

皆さん、こんにちは、代表の古川です。

予定通りパラリンピックも開催されて、
スポーツ情報があふれている中で、
各地のコロナウイルスの状況も変化しているようです。
日本では9/12までの緊急事態宣言が本当に最後となるのを祈るばかりで、
外食産業や観光産業の経済回復はいつ来るのか?
とても心配されます。
ワクチン接種が先行している欧米の動きを見ていても、
下記の通り、感染者はまだ多く、マスク着用や外出禁止など、
再度制限が発令されていますので安心できません。


<活 動>

1. 2021年度国際ふぐ協会が請け負っている海外プロモーションは2つです。

<シンガポール>
シンガポールでは1日平均92人の新規感染者が報告されています。
全人口の70%が新型コロナウイルスワクチンの接種を完全に済ませており安全性が高まり、
8/20よりオーストラリアなど比較的感染リスクの低い8カ国(日本は入らず)
を対象にワクチン2回終了後さらに2週間経過した場合は入国規制を緩和しました。
現地での規制はフェーズ2。
ワクチン接種対象者は、レストラン1グループ5人まで、ツアーなど50人まで等です。
9/18からは日本~シンガポール間での入国制限が緩和されますが、
日本に帰国した後に指定ホテル1~2日間の隔離と2週間の公共交通機関の利用制限があります。
従って、日本の状況が良くなれば緩和され、商用での出入国の可能性は高まりました。
今年は現地に渡航してのプロモーションにこだわりたいです。

<マレーシア>
マレーシアの感染者数は増加傾向にあり、平均で1日21,412人の新規感染者が報告されています。
従って、家族以外の外国人渡航者の入国は原則禁止。
現地からの情報では、ロックダウンも長く続いているが、一向に改善されない。
そんな中8/20よりワクチン2回接種後14日間経過した人はレストランや各施設の利用が許されたのですが、
従業員のワクチン接種義務もあり、以前のようなにぎわいはまだ見えないとのこと。
渡航の目途も見えない中、マレーシア・日本の両国の状態が悪いので、
昨年のようなプロモーションも検討しなければなりません。


2. トム・アサカワの著書のご紹介

長年にわたり在日米国大使館商務部において水産貿易担当官として活躍されたトム・アサカワこと浅川知廣氏は
当協会の立ち上げからアドバイザーとして、各省庁との交渉及び海外メディアへの宣伝や翻訳業務に多大な尽力いただいております。
アメリカ大使館退官後はこれまでの豊富な国際的視野からの水産貿易分野の経験を活かされ、
コラム「世界の水産事情」を水産市場流通の専門紙に5年間にわたり連載されました。
この度、これまでに連載したコラムをまとめ、「トム・アサカワの世界のおさかな事情」
(四6版180ページ予定・1200部)として記念発刊をいたします。
出版する著書は、日本と米国をはじめ世界の水産物貿易を理解する上で貴重な内容が網羅されており、
世界の水産事情を知っていただけるものです。
今回はその本を¥5000円(内税、国内送料込み)、限定15冊までを発売します。
12月頃発送予定。
ご希望の方は9/30までにご返信ください。


3. 第23回インターナショナルシーフードショー開催

 催 事 名:第23回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」
 会  期:2021年11月8日(月)~ 10日(水)
 会  場:東京ビッグサイト南展示棟
 出展規模:550小間
 出展料金:1小間 (横2.0m×縦2.0m) 税別110,000円
 資料請求:https://www.seafood-show.com/japan/contact/
 出展申込:https://www.seafood-show.com/japan/apply_exhbit/

11月8日(月)~10日(水)の3日間、第23回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」が開催されます。
オリンピックの影響で延期したシーフードショーが11月に開催されます。
フグ業界では繁忙期直前の時期ですが、昨年同様のフグパビリオンを実現したいと考えております。
参加したいが、人手がない方にはマネキンの利用、リモート出展や委託販売なども対応できます。
開催時には、第1回目のワクチン接種率が80%を超え、第2回目のワクチン接種率も70%を超えることが予想されています。
この数字からは、「シーフードショー」の出展者、来場者、関係者の多くが、ワクチン接種を終えており、
その上で、マスク着用、アルコール消毒、検温、そして会場の大きなドアを開放し、
11月の心地良い海風が感じられるように換気を実施することで、例年以上に安全な開催を実現することが可能と考えています。
コロナ後に向けた販促の機会として、是非一緒に参加しましょう。ご連絡お待ちしております。


4. 外国フグ料理

Pufferfish in Foreign Cuisineです。
今回の外国式フグ料理はシンガポールの「フィッシュヘッドカレー」です。
作り方:
材料はフグを処理し、1尾の頭から脳みそ(非可食部)を取り除きます。
出来るだけ大きいものを用意します。
魚の頭と一緒に煮込むと出汁が良く出ると言われています。
ふぐは中骨の方が出るのでアラも一緒にいれました。
現地の人は魚臭いのはダメなのでショウガとニンニクを多めにいれます。
後は玉ねぎ。
カレーソースはスパイスが多めに入ったものが理想です。
例えば、クミン、ターメリック、コリアンダー、シナモン、カイエン、
ココナツミルク(これは多め)、オイスターソース、ナンプラー、塩、
トマト缶、ジャガイモぐらいです。

お米はもちろん長粒米(タイ米)がベスト。
現地でのフィッシュヘッドカレーはこんな感じです。

タイガービールとベストマッチ❤
早く現地で食べたい!
引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

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